日々のこと
No.29
日記,エッセイ 2026/2/13(Fri) favorite fav ありがとうございます! edit_note
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自分への贈り物として、万年筆を買った。
ガラスペンまで持っているのに何をいまさらと言われるかもしれないけれど、万年筆を買ったらインク沼から引き返せなくなると思っていて、買うのをためらっていた。
気になるけど、買わない。でも気になる…。今年はずっとそんな感じで過ごして、最後の最後に買うことにした。
友人に「休みの日に何をしてる?」と聞かれて、「最近は文房具に夢中。インクとかスタンプとか…」と話していたら、「万年筆は?」と尋ねられた。「万年筆は、まだ手が出せないかな…」と言ったものの、自分の発したその言葉で買う決心をした。
まだ何て言ってたら、いつまでたっても多分買わない。いつだったら買っても良いというのだ。だから、買ってみる。使ってみる。
万年筆は扱いが難しそうだけど、気軽に始められる万年筆だって売っているのだ。まずはそれから始めればよい。そう思って、買ってみた。
手始めに日記を万年筆で書いてみることにする。楽しい。ボールペンとは全く異なる書き心地。ガラスペンよりも楽に書ける。
ほら、使ってみればこんなに楽しい。
ついに万年筆まで手が届いた。たった1年でここまで来るなんて。
同時にやっとという思いもある。人よりものんびりとしていて、周りがどんどん先を走っていくのを見ながら、一つずつ階段を上って成長してきた。大人になってからもそう。周りはもうずっと先へ行ってしまったけれど、私は今、ようやく自分で、自分と周りの環境をコントロールできるようになった嬉しさを噛みしめている。
もっと自由に生きてよかったのだと。好きなものは好きだと言って良かったのだと。万年筆はその一歩でもある。
2024/12/26「万年筆を使い始める」しずかなインターネットより