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カテゴリ「日記」に属する投稿[25件]
本屋さんをはしごした日
朝靄
朝靄
早朝に電車に乗った日。
雲の隙間から太陽が見え隠れしている。
ぼんやりと外を眺めると、窓の外の町並みはゆったりと朝靄に包まれていた。町はきっと、ちょうど目が覚めてきた頃。
普段は見ることのない景色を眺めて過ごす。私の街も、あんな風に朝靄に包まれているのだろうか。
昔、冬の朝に時々深い霧に包まれたことを思い出す。ある時は霧の中からバスがやって来て、またある時は霧の中、母に車で送ってもらった。その非日常に心を躍らせたのを覚えている。
今はもうきっと、あの場所も滅多に、あれほど深い霧に包まれることはないだろう。
あの景色が、今はただ懐かしい。
2025/11/15「朝靄」しずかなインターネットより
早朝に電車に乗った日。
雲の隙間から太陽が見え隠れしている。
ぼんやりと外を眺めると、窓の外の町並みはゆったりと朝靄に包まれていた。町はきっと、ちょうど目が覚めてきた頃。
普段は見ることのない景色を眺めて過ごす。私の街も、あんな風に朝靄に包まれているのだろうか。
昔、冬の朝に時々深い霧に包まれたことを思い出す。ある時は霧の中からバスがやって来て、またある時は霧の中、母に車で送ってもらった。その非日常に心を躍らせたのを覚えている。
今はもうきっと、あの場所も滅多に、あれほど深い霧に包まれることはないだろう。
あの景色が、今はただ懐かしい。
2025/11/15「朝靄」しずかなインターネットより
移動の日
移動の日
移動の日。列車に揺られながらぼんやりと外を眺めていた。
乗り物に酔いやすいので、列車に乗ったらすることがない。何もせず、ただ外の景色を眺めていたら、頭がすっきりとしてきて、重かった心もほんの少し軽くなった。
夕方から夜へと移り変わる空は大層美しくて、生きていてよかったと思った。そして夜になった。列車から見た夜の世界は思っていたよりもずっと暗くて、恐ろしかった。となりのトトロを思い出した。あの映画の夜の場面も怖かった。でもきっとそれが私の生きる世界の本当の姿なのだ。
駅に着いた。見慣れた街の駅はたくさんの照明に照らされて、夜の闇も霞んでいた。どこか安心感を感じながら、家路につく。
夜の闇は恐ろしくて、そこに放り出されたら今はきっと動けなくなるだろうけれど、同時にその闇を懐かしく思う私がいる。夜の林に家族と入って、カブトムシを探した子どもの頃。線香花火を見つめた夜。夏祭りの広場だって、そこを出ると暗闇と生暖かい風そして虫の声とがあった。あの林の闇は今もそこにある。
時は前後して、今日は本屋を訪れた。個人で経営されている本屋さん。
扉を開けるとそこには世界が広がっていた。中は思ったよりも広くて、様々な形の棚に、様々なジャンルの本が並べられていた。「ああ、ここは好きだ」入ってすぐにそう思った。近くにあったなら足繁く通ったと思う。
イメージとしては『スキマワラシ』かな。
私は本が好きだ。本屋さんに行くのも好きだし、図書館を見て回るのも好き。
今日訪れた本屋さんは新しい本も古い本も様々に並べてあった。古い本というのも好きなのだ。その時代にその本を書いた人、出版に携わった人、お店に並べた人、それを読んだ人。そして今ここにある本。確かにその本が生まれた時代があって、新しい本として読まれた時代があって、その時代に生きた人がいる。その足跡を垣間見ているようで、本の、或いはその時代の、そして人の息遣いを感じるようで。時代を経て今ここに私の目の前にあるということが嬉しくなる。
私もそうやって手渡していく人になりたい。
2025/9/21「移動の日」しずかなインターネットより
移動の日。列車に揺られながらぼんやりと外を眺めていた。
乗り物に酔いやすいので、列車に乗ったらすることがない。何もせず、ただ外の景色を眺めていたら、頭がすっきりとしてきて、重かった心もほんの少し軽くなった。
夕方から夜へと移り変わる空は大層美しくて、生きていてよかったと思った。そして夜になった。列車から見た夜の世界は思っていたよりもずっと暗くて、恐ろしかった。となりのトトロを思い出した。あの映画の夜の場面も怖かった。でもきっとそれが私の生きる世界の本当の姿なのだ。
駅に着いた。見慣れた街の駅はたくさんの照明に照らされて、夜の闇も霞んでいた。どこか安心感を感じながら、家路につく。
夜の闇は恐ろしくて、そこに放り出されたら今はきっと動けなくなるだろうけれど、同時にその闇を懐かしく思う私がいる。夜の林に家族と入って、カブトムシを探した子どもの頃。線香花火を見つめた夜。夏祭りの広場だって、そこを出ると暗闇と生暖かい風そして虫の声とがあった。あの林の闇は今もそこにある。
時は前後して、今日は本屋を訪れた。個人で経営されている本屋さん。
扉を開けるとそこには世界が広がっていた。中は思ったよりも広くて、様々な形の棚に、様々なジャンルの本が並べられていた。「ああ、ここは好きだ」入ってすぐにそう思った。近くにあったなら足繁く通ったと思う。
イメージとしては『スキマワラシ』かな。
私は本が好きだ。本屋さんに行くのも好きだし、図書館を見て回るのも好き。
今日訪れた本屋さんは新しい本も古い本も様々に並べてあった。古い本というのも好きなのだ。その時代にその本を書いた人、出版に携わった人、お店に並べた人、それを読んだ人。そして今ここにある本。確かにその本が生まれた時代があって、新しい本として読まれた時代があって、その時代に生きた人がいる。その足跡を垣間見ているようで、本の、或いはその時代の、そして人の息遣いを感じるようで。時代を経て今ここに私の目の前にあるということが嬉しくなる。
私もそうやって手渡していく人になりたい。
2025/9/21「移動の日」しずかなインターネットより
花を買う
花を買う
久しぶりに何も予定がない週末を過ごす。
朝から本屋へ。今日は本を買おうと決めていたから気合を入れて歩き回る。6冊の本を抱えて、7冊目の本を手に取ったところで、ふっと我に返る。結局6冊買った。せっかく街に出たから美味しいコーヒー豆も手に入れた。明日から大事に飲もう。
午後からもまたふらっと外に出かけた。インスタで偶々見つけたイベントを覗いてみる。そこからカフェに行き、アイスコーヒーとショートケーキを頼む。いつもは人でいっぱいのカフェだけど、今日は良い感じに空いていたのでゆったりと過ごすことができた。
それから花屋に立ち寄る。立ち寄るなんてさらっと書いたけれど、勇気をかき集めてと言った方が近いかもしれない。
花瓶と花を買うのだ。勇気をかき集めて恐る恐る扉を開く。花瓶も持っていない私が入って果たして大丈夫だろうか?
家に花を飾るというのにずっと憧れている。花を飾るには花瓶が必要だ。でも花瓶を買うのって難しい。どんな大きさがいいのか、色は?質感は?デザインは好きか?あれこれ考えてはいつも買えないでいた。でもそれも今日で終わりだ。最近心がけていることとして「悩んだらやる」というのがある。考えたり調べたりするのが好きだから、いつまでも本丸の周りをグルグルとまわることができる。それも好きだけど、限りある人生で悩んでいるだけなのはもったいないなとようやく思うようになったのだ。やってみて分かることもあるということで、今日は花瓶を買う。
店内に入ると小さな花束がいくつも並べられている。どれも素敵。花も欲しいけれど、今日はまず花瓶を確保しなくては。小さな店内を見回すと花瓶がいくつか並べられていた。また勇気をかき集めてお店の人に花を飾りたくて花瓶も探していることを伝えてみたら、飾りやすいおすすめの花瓶をいくつか教えてくれた。「ああ、これで花瓶が買える」心に湧き上がってきたのは安堵だった。おすすめされた花瓶の中から一番ピンと来たものを選ぶ。次は花束だ。青にオレンジに黄色にピンク。迷ったけれどピンクの花束にした。店員さんにお礼を言って店を後にする。
家に帰って早速花を飾ってみる。
何だろう。この安心感は。無機物ばかりの家の中に花がそっとあるだけで、心が落ち着く。そしてこれで、いつでも花が買えるようになった。
なんだか自分がレベルアップした気がする。
2025/9/13「花を買う」しずかなインターネットより
久しぶりに何も予定がない週末を過ごす。
朝から本屋へ。今日は本を買おうと決めていたから気合を入れて歩き回る。6冊の本を抱えて、7冊目の本を手に取ったところで、ふっと我に返る。結局6冊買った。せっかく街に出たから美味しいコーヒー豆も手に入れた。明日から大事に飲もう。
午後からもまたふらっと外に出かけた。インスタで偶々見つけたイベントを覗いてみる。そこからカフェに行き、アイスコーヒーとショートケーキを頼む。いつもは人でいっぱいのカフェだけど、今日は良い感じに空いていたのでゆったりと過ごすことができた。
それから花屋に立ち寄る。立ち寄るなんてさらっと書いたけれど、勇気をかき集めてと言った方が近いかもしれない。
花瓶と花を買うのだ。勇気をかき集めて恐る恐る扉を開く。花瓶も持っていない私が入って果たして大丈夫だろうか?
家に花を飾るというのにずっと憧れている。花を飾るには花瓶が必要だ。でも花瓶を買うのって難しい。どんな大きさがいいのか、色は?質感は?デザインは好きか?あれこれ考えてはいつも買えないでいた。でもそれも今日で終わりだ。最近心がけていることとして「悩んだらやる」というのがある。考えたり調べたりするのが好きだから、いつまでも本丸の周りをグルグルとまわることができる。それも好きだけど、限りある人生で悩んでいるだけなのはもったいないなとようやく思うようになったのだ。やってみて分かることもあるということで、今日は花瓶を買う。
店内に入ると小さな花束がいくつも並べられている。どれも素敵。花も欲しいけれど、今日はまず花瓶を確保しなくては。小さな店内を見回すと花瓶がいくつか並べられていた。また勇気をかき集めてお店の人に花を飾りたくて花瓶も探していることを伝えてみたら、飾りやすいおすすめの花瓶をいくつか教えてくれた。「ああ、これで花瓶が買える」心に湧き上がってきたのは安堵だった。おすすめされた花瓶の中から一番ピンと来たものを選ぶ。次は花束だ。青にオレンジに黄色にピンク。迷ったけれどピンクの花束にした。店員さんにお礼を言って店を後にする。
家に帰って早速花を飾ってみる。
何だろう。この安心感は。無機物ばかりの家の中に花がそっとあるだけで、心が落ち着く。そしてこれで、いつでも花が買えるようになった。
なんだか自分がレベルアップした気がする。
2025/9/13「花を買う」しずかなインターネットより
オムレツ
オムレツ
どうしても食べたくなって久しぶりに作った。
毎日自炊をしているのに、ほとんど作ったことがなかった。
玉ねぎを透き通るまで炒めて、ひき肉を加えてさらに炒めて、別の器に移して、卵を溶いて、具を戻して混ぜて、フライパンでさっと作るだけ。
味付けは塩と胡椒を少し、トマトソースの代わりにオリーブオイルをかける。驚くほど簡単で、美味しい。オムレツの形にはならなかったけれど、そんなことは気にならない。
こういうのでいいなと思った。凝った料理を作るのは私にはハードルが高い。
代わりにこういうシンプルな料理をもう少し身につけたい。
明日も食べられると思うと、それだけで明日が楽しみになる。小さな楽しみをこうやって愛していく。
2025/7/29「オムレツ」しずかなインターネットより
どうしても食べたくなって久しぶりに作った。
毎日自炊をしているのに、ほとんど作ったことがなかった。
玉ねぎを透き通るまで炒めて、ひき肉を加えてさらに炒めて、別の器に移して、卵を溶いて、具を戻して混ぜて、フライパンでさっと作るだけ。
味付けは塩と胡椒を少し、トマトソースの代わりにオリーブオイルをかける。驚くほど簡単で、美味しい。オムレツの形にはならなかったけれど、そんなことは気にならない。
こういうのでいいなと思った。凝った料理を作るのは私にはハードルが高い。
代わりにこういうシンプルな料理をもう少し身につけたい。
明日も食べられると思うと、それだけで明日が楽しみになる。小さな楽しみをこうやって愛していく。
2025/7/29「オムレツ」しずかなインターネットより
古賀史健『さみしい夜のページをめくれ』を読んだ
古賀史健『さみしい夜のページをめくれ』を読んだ
見つけたら買おうと思っていた本。散歩の途中で立ち寄った書店で見つけて購入した。
『さみしい夜にはペンを持て』お気に入りの本の一つだ。2冊目ということで、どうだろうかと思ったけれど、そんなこと思う必要はなかった。1冊目と同じくらい、いやそれ以上に好きな1冊かもしれない。スルスルと本の中に入り込み、読み終わった時、深く潜水していた海の中から浮上した気分になった。そっか、やっぱりそれで良かったんだと勇気づけられた。
もう一つ、中学高校時代の私がそこにいた。あの頃の私がこの本を読むことができたならば、何を思っただろうか。
2025/5/4「古賀史健『さみしい夜のページをめくれ』を読んだ」しずかなインターネットより
ぼくだってぼくを選びなおすことは、できるはずだ
見つけたら買おうと思っていた本。散歩の途中で立ち寄った書店で見つけて購入した。
『さみしい夜にはペンを持て』お気に入りの本の一つだ。2冊目ということで、どうだろうかと思ったけれど、そんなこと思う必要はなかった。1冊目と同じくらい、いやそれ以上に好きな1冊かもしれない。スルスルと本の中に入り込み、読み終わった時、深く潜水していた海の中から浮上した気分になった。そっか、やっぱりそれで良かったんだと勇気づけられた。
もう一つ、中学高校時代の私がそこにいた。あの頃の私がこの本を読むことができたならば、何を思っただろうか。
「そうだ。自分から読みに行って、書かれた文字を頼りに、自分の頭のなかで世界をつくり上げていく。だれの助けも借りず、たったひとりでね。それが読書のおもしろいところであり、むずかしいところだ。本を渡すことはできるけれど、読書を渡すことはできない。(p171)
「学びってのは、学ぶ側が『選ぶもの』なんだよ。だからさっき言ってたイカリってお兄ちゃんの態度はまったく正しい。だれに学ぶか、なにを学ぶか。それを選ぶのは、アンタたちなんだよ」(p293)
「学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん、そうして、その学問を、生活に無理に直接に役立てようとあせってはいかん。ゆったりと、真にカルチベートされた人間になれ!これだけだ、俺の言いたいのは」『正義と微笑』太宰治(新潮文庫『パンドラの函』収録)
2025/5/4「古賀史健『さみしい夜のページをめくれ』を読んだ」しずかなインターネットより
散歩と桜
散歩と桜
身体を動かしたくて久しぶりに遠くまで散歩に行くことにした。途中で本屋に寄ってゆっくりと棚を眺める。私の散歩は急がない。散歩の途中、しかも行きだというのに本を4冊買った。そのまま散歩の続きへ。中間地点のお店に立ち寄って折り返す。今度は桜をのんびりと眺めながら帰る。いつもと違って咲き初めの桜花。まだつぼみでこれから咲く木もある。咲き始めの桜は真ん中が薄紅色。つぼみはもっと紅い。
桜と言えば、茨木のり子さんの「さくら」の一節を思い出す。
初めてこの詩を知った時、胸の奥がぎゅっと締め付けられた。
毎年見る桜。生きてきた年数だけ私は桜を見てきたはずだ。あと何回見れるだろうか。もちろんまだまだたくさん見るつもりだけど、その一つ一つを大事にしたい。
帰宅途中に友人からお花見散歩に誘われた。もちろん行く。人と一緒に見る桜も楽しみだ。
2025/3/29「散歩と桜」しずかなインターネットより
身体を動かしたくて久しぶりに遠くまで散歩に行くことにした。途中で本屋に寄ってゆっくりと棚を眺める。私の散歩は急がない。散歩の途中、しかも行きだというのに本を4冊買った。そのまま散歩の続きへ。中間地点のお店に立ち寄って折り返す。今度は桜をのんびりと眺めながら帰る。いつもと違って咲き初めの桜花。まだつぼみでこれから咲く木もある。咲き始めの桜は真ん中が薄紅色。つぼみはもっと紅い。
桜と言えば、茨木のり子さんの「さくら」の一節を思い出す。
さくらふぶきの下を ふらふらと歩けば
一瞬
名僧のごとくにわかるのです
死こそ常態
生はいとしき蜃気楼と
初めてこの詩を知った時、胸の奥がぎゅっと締め付けられた。
「死こそ常態 生はいとしき蜃気楼と」
毎年見る桜。生きてきた年数だけ私は桜を見てきたはずだ。あと何回見れるだろうか。もちろんまだまだたくさん見るつもりだけど、その一つ一つを大事にしたい。
帰宅途中に友人からお花見散歩に誘われた。もちろん行く。人と一緒に見る桜も楽しみだ。
2025/3/29「散歩と桜」しずかなインターネットより
春を感じた日
春を感じた日
朝、家を出て「春が来た」と呟いた。
空気が明らかに違う。春の匂い、春の空気、春の風、春の陽射し。紛れもなく春だった。
空気の端っこには4月1日の雰囲気が漂っていた。新社会人がもうすぐ最初の一歩を踏み出す。もう社会に出て何年も経つのに、この時期は私も緊張する。何をすればよいのか、どう振る舞えばよいのか、何一つ分からなかったあの頃をまだ鮮明に思い出せる。あの頃の私に声をかけられるとしたら、そんなに緊張しなくていいんだよと伝えたい。
この春の柔らかい空気が好きなのだ。それはふわふわとしていて、霞のようで、一瞬で消えていく。そして心にふわりと幸せな気持ちを残してくれる。
さあ、今年の春を楽しもう。
2025/3/24「春を感じた日」しずかなインターネットより
朝、家を出て「春が来た」と呟いた。
空気が明らかに違う。春の匂い、春の空気、春の風、春の陽射し。紛れもなく春だった。
空気の端っこには4月1日の雰囲気が漂っていた。新社会人がもうすぐ最初の一歩を踏み出す。もう社会に出て何年も経つのに、この時期は私も緊張する。何をすればよいのか、どう振る舞えばよいのか、何一つ分からなかったあの頃をまだ鮮明に思い出せる。あの頃の私に声をかけられるとしたら、そんなに緊張しなくていいんだよと伝えたい。
この春の柔らかい空気が好きなのだ。それはふわふわとしていて、霞のようで、一瞬で消えていく。そして心にふわりと幸せな気持ちを残してくれる。
さあ、今年の春を楽しもう。
2025/3/24「春を感じた日」しずかなインターネットより
4本目の万年筆
4本目の万年筆
どうしてもそのお店で万年筆を買いたくて、4本目の万年筆を購入した。
昨年の4月にインクを買ったお店。PILOTの「深海」とお店の方におすすめされた「山栗」を買って、「深海」は3本目の万年筆に入れて使っている。「山栗」だけまだ使えていなかったから、同じお店で万年筆を買って「山栗」を使おうと思ったのだ。
ご夫婦で営んでいるお店で、昨年訪れた時は女性の方が色々と教えてくれた。お店を主で切り盛りしているのは女性のようだったから、今回もそうかなと思っていたら、その日のお店の当番は旦那さんだった。
万年筆の初心者で今日はここで万年筆を買いたくて来たことを説明すると、すぐにおすすめの万年筆とその万年筆のどこが良いのかを教えてくださった。1年ぶりに訪れたお店はやっぱり素敵で、ご夫婦の「好き」で溢れていた。「最近お店のことでも新しいことを始めて、そこから色々と学んでいるんです」というお話を聞きながら、私も自分の「好き」とそれを感じる感性を大事にしていきたいと思った。
これでそのお店で出会ったインクと万年筆を一緒に使うことができる。ご夫婦のそれぞれからおすすめされたものを一緒に使うことになって、そしてその物語は自分しか知らないというのが面白い。と思いながらここに書いてみる。
手元には4本の万年筆。書き心地も色もインクも異なる万年筆。どれを使って書こうかと一瞬考える時間も愛おしい。4本あっても書く手段はたくさんあるから2日に1回は使う。眠らせておくのはもったいないし、楽しむために買ったのだからどんどん使うんだ。
お気に入りの万年筆で書くことを楽しむ時間を日常に持つこと。今の私のお守りだと思う。
2025/3/2「4本目の万年筆」しずかなインターネットより
どうしてもそのお店で万年筆を買いたくて、4本目の万年筆を購入した。
昨年の4月にインクを買ったお店。PILOTの「深海」とお店の方におすすめされた「山栗」を買って、「深海」は3本目の万年筆に入れて使っている。「山栗」だけまだ使えていなかったから、同じお店で万年筆を買って「山栗」を使おうと思ったのだ。
ご夫婦で営んでいるお店で、昨年訪れた時は女性の方が色々と教えてくれた。お店を主で切り盛りしているのは女性のようだったから、今回もそうかなと思っていたら、その日のお店の当番は旦那さんだった。
万年筆の初心者で今日はここで万年筆を買いたくて来たことを説明すると、すぐにおすすめの万年筆とその万年筆のどこが良いのかを教えてくださった。1年ぶりに訪れたお店はやっぱり素敵で、ご夫婦の「好き」で溢れていた。「最近お店のことでも新しいことを始めて、そこから色々と学んでいるんです」というお話を聞きながら、私も自分の「好き」とそれを感じる感性を大事にしていきたいと思った。
これでそのお店で出会ったインクと万年筆を一緒に使うことができる。ご夫婦のそれぞれからおすすめされたものを一緒に使うことになって、そしてその物語は自分しか知らないというのが面白い。と思いながらここに書いてみる。
手元には4本の万年筆。書き心地も色もインクも異なる万年筆。どれを使って書こうかと一瞬考える時間も愛おしい。4本あっても書く手段はたくさんあるから2日に1回は使う。眠らせておくのはもったいないし、楽しむために買ったのだからどんどん使うんだ。
お気に入りの万年筆で書くことを楽しむ時間を日常に持つこと。今の私のお守りだと思う。
2025/3/2「4本目の万年筆」しずかなインターネットより
2本目の万年筆
2本目の万年筆
昨年の年末に万年筆を初めて買った。
1本目の万年筆はPILOTのLIGHTIVE。色は限定色のクレイ。インクは色彩雫の竹炭のカートリッジ。ロルバーンのノートに書いている毎朝のジャーナリングと夜のトラベラーズノートで使っている。スルスルと書けるのが気に入っている。竹炭の色も良い感じ。
実は1本目の万年筆を買う時は、最初はコンバーターを買おうと思っていた。でもそのお店ではちょうどPILOTのコンバーターが品切れで、代わりにカートリッジを買ったのだ。カートリッジは入れ替えも楽で良いのだけれど、どうしてもコンバーターを使ってみたくて、2本目の万年筆を買うことに決めた。
2本目は違うメーカーの万年筆にしようと思って探していると、SAILORの万年筆を見つけた。
SAILORの「プロフィットジュニア+10ゆらめく」だ。これは万年筆とコンバーター、インクがセットになっているもので、コンバーターを使ってみたかった自分にはちょうど良いものだった。
選んだのは青に近い色の万年筆。インクは「凍空(いてぞら)」。帰宅後、早速コンバーターを使ってみる。インクが上に上がってくるのを見るのが楽しい。「凍空」は青緑に近い色かな。竹炭に慣れていたからかもしれないけれど、少し薄い気がする。書き味はさりさりとしていて、書いているぞという感じ。ライティブがぬらぬら?としていてするする書けるのに対して、プロフィットジュニアはしっかりと書くための万年筆という印象を持った。
どのノートと相性が良いかを知りたくて、持っているノートを使って試し書きをしてみた。ロルバーンのノートは紙に色がついているからこのインクで書くとあまり目立たない気がする。MDノートに書くと、ライティブ(中字)よりも細くて小さな字が書けた。インクの発色もロルバーンよりも良さそう。トラベラーズノートにも書いてみる。こちらも良い感じ。色が少し薄い気がするけれど、独特な色味が面白い。最後にEDiTのデイリーノート。日記を書いてみる。ライティブだと少し書きづらいと感じていたけれど、プロフィットジュニアだと気持ちよく書ける。インクの色も紙と合っている。日記はこの万年筆で書いても良いかもしれない。
1本目の万年筆を購入してから2か月足らずで、2本目の万年筆を購入した。既に3本目も欲しいなと思っていたりする。というのも、PILOTの色彩雫の「深海」と「山栗」のインクボトルを持っているのだ。この2つのインクも万年筆で使ってみたい。複数の万年筆があれば、インクの入れ替えをすることなく、色を組み合わせて使える。そんなこともやってみたいなあ。
2025/2/11「2本目の万年筆」しずかなインターネットより
昨年の年末に万年筆を初めて買った。
1本目の万年筆はPILOTのLIGHTIVE。色は限定色のクレイ。インクは色彩雫の竹炭のカートリッジ。ロルバーンのノートに書いている毎朝のジャーナリングと夜のトラベラーズノートで使っている。スルスルと書けるのが気に入っている。竹炭の色も良い感じ。
実は1本目の万年筆を買う時は、最初はコンバーターを買おうと思っていた。でもそのお店ではちょうどPILOTのコンバーターが品切れで、代わりにカートリッジを買ったのだ。カートリッジは入れ替えも楽で良いのだけれど、どうしてもコンバーターを使ってみたくて、2本目の万年筆を買うことに決めた。
2本目は違うメーカーの万年筆にしようと思って探していると、SAILORの万年筆を見つけた。
SAILORの「プロフィットジュニア+10ゆらめく」だ。これは万年筆とコンバーター、インクがセットになっているもので、コンバーターを使ってみたかった自分にはちょうど良いものだった。
選んだのは青に近い色の万年筆。インクは「凍空(いてぞら)」。帰宅後、早速コンバーターを使ってみる。インクが上に上がってくるのを見るのが楽しい。「凍空」は青緑に近い色かな。竹炭に慣れていたからかもしれないけれど、少し薄い気がする。書き味はさりさりとしていて、書いているぞという感じ。ライティブがぬらぬら?としていてするする書けるのに対して、プロフィットジュニアはしっかりと書くための万年筆という印象を持った。
どのノートと相性が良いかを知りたくて、持っているノートを使って試し書きをしてみた。ロルバーンのノートは紙に色がついているからこのインクで書くとあまり目立たない気がする。MDノートに書くと、ライティブ(中字)よりも細くて小さな字が書けた。インクの発色もロルバーンよりも良さそう。トラベラーズノートにも書いてみる。こちらも良い感じ。色が少し薄い気がするけれど、独特な色味が面白い。最後にEDiTのデイリーノート。日記を書いてみる。ライティブだと少し書きづらいと感じていたけれど、プロフィットジュニアだと気持ちよく書ける。インクの色も紙と合っている。日記はこの万年筆で書いても良いかもしれない。
1本目の万年筆を購入してから2か月足らずで、2本目の万年筆を購入した。既に3本目も欲しいなと思っていたりする。というのも、PILOTの色彩雫の「深海」と「山栗」のインクボトルを持っているのだ。この2つのインクも万年筆で使ってみたい。複数の万年筆があれば、インクの入れ替えをすることなく、色を組み合わせて使える。そんなこともやってみたいなあ。
2025/2/11「2本目の万年筆」しずかなインターネットより
万年筆を使い始める
万年筆を使い始める
自分への贈り物として、万年筆を買った。
ガラスペンまで持っているのに何をいまさらと言われるかもしれないけれど、万年筆を買ったらインク沼から引き返せなくなると思っていて、買うのをためらっていた。
気になるけど、買わない。でも気になる…。今年はずっとそんな感じで過ごして、最後の最後に買うことにした。
友人に「休みの日に何をしてる?」と聞かれて、「最近は文房具に夢中。インクとかスタンプとか…」と話していたら、「万年筆は?」と尋ねられた。「万年筆は、まだ手が出せないかな…」と言ったものの、自分の発したその言葉で買う決心をした。
まだ何て言ってたら、いつまでたっても多分買わない。いつだったら買っても良いというのだ。だから、買ってみる。使ってみる。
万年筆は扱いが難しそうだけど、気軽に始められる万年筆だって売っているのだ。まずはそれから始めればよい。そう思って、買ってみた。
手始めに日記を万年筆で書いてみることにする。楽しい。ボールペンとは全く異なる書き心地。ガラスペンよりも楽に書ける。
ほら、使ってみればこんなに楽しい。
ついに万年筆まで手が届いた。たった1年でここまで来るなんて。
同時にやっとという思いもある。人よりものんびりとしていて、周りがどんどん先を走っていくのを見ながら、一つずつ階段を上って成長してきた。大人になってからもそう。周りはもうずっと先へ行ってしまったけれど、私は今、ようやく自分で、自分と周りの環境をコントロールできるようになった嬉しさを噛みしめている。
もっと自由に生きてよかったのだと。好きなものは好きだと言って良かったのだと。万年筆はその一歩でもある。
2024/12/26「万年筆を使い始める」しずかなインターネットより
自分への贈り物として、万年筆を買った。
ガラスペンまで持っているのに何をいまさらと言われるかもしれないけれど、万年筆を買ったらインク沼から引き返せなくなると思っていて、買うのをためらっていた。
気になるけど、買わない。でも気になる…。今年はずっとそんな感じで過ごして、最後の最後に買うことにした。
友人に「休みの日に何をしてる?」と聞かれて、「最近は文房具に夢中。インクとかスタンプとか…」と話していたら、「万年筆は?」と尋ねられた。「万年筆は、まだ手が出せないかな…」と言ったものの、自分の発したその言葉で買う決心をした。
まだ何て言ってたら、いつまでたっても多分買わない。いつだったら買っても良いというのだ。だから、買ってみる。使ってみる。
万年筆は扱いが難しそうだけど、気軽に始められる万年筆だって売っているのだ。まずはそれから始めればよい。そう思って、買ってみた。
手始めに日記を万年筆で書いてみることにする。楽しい。ボールペンとは全く異なる書き心地。ガラスペンよりも楽に書ける。
ほら、使ってみればこんなに楽しい。
ついに万年筆まで手が届いた。たった1年でここまで来るなんて。
同時にやっとという思いもある。人よりものんびりとしていて、周りがどんどん先を走っていくのを見ながら、一つずつ階段を上って成長してきた。大人になってからもそう。周りはもうずっと先へ行ってしまったけれど、私は今、ようやく自分で、自分と周りの環境をコントロールできるようになった嬉しさを噛みしめている。
もっと自由に生きてよかったのだと。好きなものは好きだと言って良かったのだと。万年筆はその一歩でもある。
2024/12/26「万年筆を使い始める」しずかなインターネットより
ロウネーンさんという猫
ロウネーンさんという猫
はなももさんという方のところにいたロウネーンさんという猫が昨日亡くなった。真っ白なオッドアイの猫。不思議な魅力のある猫で、X(当時はTwitter)ではなももさんのアカウントを知ってから、ずっとロウネーンさんを見るのを楽しみに過ごしてきた。表情豊かな猫で、ちょっと変わった猫でもあって、時々本当はヒトなのではないかと思うくらいだった。
今年の初めに病気で長くはないというのを知ってから半年と少し。真っ白で美しかった毛並みが少し乱れるようになってからも、Xで見るロウネーンさんはあくまでロウネーンさんらしかった。
その猫が亡くなった。帰宅途中に亡くなったことを知って、涙をこらえながら家に帰った。会ったことのない猫なのに、遠くに行ってしまったことが、もう会えないことが悲しくて、寂しくて、気づいたら泣いていた。
1日が経った今も寂しい。この気持ちをここに書き記しておく。
2024/7/5「ロウネーンさんという猫」しずかなインターネットより
はなももさんという方のところにいたロウネーンさんという猫が昨日亡くなった。真っ白なオッドアイの猫。不思議な魅力のある猫で、X(当時はTwitter)ではなももさんのアカウントを知ってから、ずっとロウネーンさんを見るのを楽しみに過ごしてきた。表情豊かな猫で、ちょっと変わった猫でもあって、時々本当はヒトなのではないかと思うくらいだった。
今年の初めに病気で長くはないというのを知ってから半年と少し。真っ白で美しかった毛並みが少し乱れるようになってからも、Xで見るロウネーンさんはあくまでロウネーンさんらしかった。
その猫が亡くなった。帰宅途中に亡くなったことを知って、涙をこらえながら家に帰った。会ったことのない猫なのに、遠くに行ってしまったことが、もう会えないことが悲しくて、寂しくて、気づいたら泣いていた。
1日が経った今も寂しい。この気持ちをここに書き記しておく。
2024/7/5「ロウネーンさんという猫」しずかなインターネットより
本屋に行く幸せ
本屋に行く幸せ
本屋に行くのが好きだ。文字通り本に囲まれた空間。初めて行く本屋はまずは隅々まで見て回る。初めてでなくても大体回る。
大きな書店に行って、豊富な品揃えに圧倒されるのも良いし、小さな書店の選び抜かれた本を見るのも楽しい。
初めて足を踏み入れる本屋の楽しさといったら、何に例えられようか。あれもこれも読みたい。欲しくなる。お金も本の重さも何も気にせず買えるとしたら、きっと私はどんどん読みたい本をかごに入れていくだろうな。そして家に帰りその本の山から一冊を手にとって読み始めるのだ。
まだ読んでいない本が手元にあるというのは、不思議と安心感がある。読んでいない本が収まった本棚というのも良いものだと思う。
読みたい本をたくさん発見した。そんな素敵な日。
2024/6/7「本屋に行く幸せ」しずかなインターネットより
本屋に行くのが好きだ。文字通り本に囲まれた空間。初めて行く本屋はまずは隅々まで見て回る。初めてでなくても大体回る。
大きな書店に行って、豊富な品揃えに圧倒されるのも良いし、小さな書店の選び抜かれた本を見るのも楽しい。
初めて足を踏み入れる本屋の楽しさといったら、何に例えられようか。あれもこれも読みたい。欲しくなる。お金も本の重さも何も気にせず買えるとしたら、きっと私はどんどん読みたい本をかごに入れていくだろうな。そして家に帰りその本の山から一冊を手にとって読み始めるのだ。
まだ読んでいない本が手元にあるというのは、不思議と安心感がある。読んでいない本が収まった本棚というのも良いものだと思う。
読みたい本をたくさん発見した。そんな素敵な日。
2024/6/7「本屋に行く幸せ」しずかなインターネットより
iPadを使ってみる
iPadを使ってみる
iPadを買った。つい先日新しいiPadの発売が発表されていたけど、それより前にだ。Appleの製品はこれまで一度も使ったことがなかった。iPadが初めて使うApple製品だ。
どうして買ったのかというと、前から欲しかったのもあるけれど、必要に迫られて、という要素が一番大きい。家ではデスクトップを使っていて、外に持ち運べるものがどうしても必要になったのだ。購入するにあたって、ほんの少しだけノートPCと迷って結局iPadにした。ノートPCは軽さを謳っているものでも持ち運ぶには私には重くて、何より普段はデスクトップで十分で2台もPCは不要だ。購入したのは、本体とカバーとペンシルとフィルム。キーボードは必要になったら買うことにし、いったん見送った。
開封するにあたって気づいたこととして、まず箱が良い。デザインも手触りも。箱を開けるというただそれだけなのに、特別な体験のように感じさせる。何となく捨てられず箱はとっている。
使い始めてペンシルで書くことの面白さが分かった。iPadを紹介した動画は以前から何度も見ていたけれど、使ってみないと分からないものがある。紙に文字を書くのが苦手で、特にシャープペンシルは本当に必要なとき以外は使わないようにしているのだけど、iPadにペンシルで文字を書くのはボールペンと同じくらい、或いはそれ以上に自分に合っているかもしれない。気軽に書けて、気軽に消せるのが良い。書くのにあたって余計なことに気を張らなくて済む。
と同時に、紙に書く良さも実感した。GoodNoteに読書メモを取ってみたのだけど、すらすらと書ける一方で、後で見返すときの不便さも感じた。40ページぐらい書くと、それだけでも見返しにくい。有料版を使うとそのあたりの不便さも解消されるのかもしれないけれど、まだ様子見にしている。
読書メモとして使うなら、GoodNoteに手書きで書いていって、読み終わった後に、本とメモを使ってもう一度振り返りながら、今度は紙のノートに書いていくのが良いのかなと思う。iPadは一時的なメモで、紙は保存用。そうすると本当に必要なものだけを紙に書くことができるから、良さそう。二重に書くことになるというのは、目をつぶっていいと思う。
ここで気にしているのは書いたものを保存したいという気持ちと、メモはスラスラと簡単にとりたいという気持ち。本を読みながらメモを取るときに、この部分は本当に必要かどうかなんて考えていたら進まないし、余計なことを考えることにもなる。
これまでScrapbox或いはObsidianに読書メモを取っていたけれど、それと比較するとどうかというのも検討する必要がある。他のメモと紐づけられるという点では、ScrapboxやObsidianは紙のノートに書くよりも優れている。
悩ましいけど、悩むのが楽しい。
2024/5/11「iPadを使ってみる」しずかなインターネットより
iPadを買った。つい先日新しいiPadの発売が発表されていたけど、それより前にだ。Appleの製品はこれまで一度も使ったことがなかった。iPadが初めて使うApple製品だ。
どうして買ったのかというと、前から欲しかったのもあるけれど、必要に迫られて、という要素が一番大きい。家ではデスクトップを使っていて、外に持ち運べるものがどうしても必要になったのだ。購入するにあたって、ほんの少しだけノートPCと迷って結局iPadにした。ノートPCは軽さを謳っているものでも持ち運ぶには私には重くて、何より普段はデスクトップで十分で2台もPCは不要だ。購入したのは、本体とカバーとペンシルとフィルム。キーボードは必要になったら買うことにし、いったん見送った。
開封するにあたって気づいたこととして、まず箱が良い。デザインも手触りも。箱を開けるというただそれだけなのに、特別な体験のように感じさせる。何となく捨てられず箱はとっている。
使い始めてペンシルで書くことの面白さが分かった。iPadを紹介した動画は以前から何度も見ていたけれど、使ってみないと分からないものがある。紙に文字を書くのが苦手で、特にシャープペンシルは本当に必要なとき以外は使わないようにしているのだけど、iPadにペンシルで文字を書くのはボールペンと同じくらい、或いはそれ以上に自分に合っているかもしれない。気軽に書けて、気軽に消せるのが良い。書くのにあたって余計なことに気を張らなくて済む。
と同時に、紙に書く良さも実感した。GoodNoteに読書メモを取ってみたのだけど、すらすらと書ける一方で、後で見返すときの不便さも感じた。40ページぐらい書くと、それだけでも見返しにくい。有料版を使うとそのあたりの不便さも解消されるのかもしれないけれど、まだ様子見にしている。
読書メモとして使うなら、GoodNoteに手書きで書いていって、読み終わった後に、本とメモを使ってもう一度振り返りながら、今度は紙のノートに書いていくのが良いのかなと思う。iPadは一時的なメモで、紙は保存用。そうすると本当に必要なものだけを紙に書くことができるから、良さそう。二重に書くことになるというのは、目をつぶっていいと思う。
ここで気にしているのは書いたものを保存したいという気持ちと、メモはスラスラと簡単にとりたいという気持ち。本を読みながらメモを取るときに、この部分は本当に必要かどうかなんて考えていたら進まないし、余計なことを考えることにもなる。
これまでScrapbox或いはObsidianに読書メモを取っていたけれど、それと比較するとどうかというのも検討する必要がある。他のメモと紐づけられるという点では、ScrapboxやObsidianは紙のノートに書くよりも優れている。
悩ましいけど、悩むのが楽しい。
2024/5/11「iPadを使ってみる」しずかなインターネットより
インクを買った
インクを買った
4月の上旬にガラスペンとインクのセットを買ってみた。
何度かガラスペンで文章を書いてみて、別のインクが欲しくなっていた。5月に旅行先で有名な文具屋さんに行くつもりだったから、そこまで我慢するつもりだったのだけど、立ち寄った文具屋さんにインクがたくさんあって、お店の方もとても親切で思わず購入した。
購入したのはPILOTの色彩雫から「深海」と「山栗」の2つ。「深海」は帰宅後自分でも早速使ってみた。私の好きなブルーブラックで、書き心地も色味も素敵。
色もいいのだけど、瓶とラベルのデザインも気に入った。瓶は手に取ってじっくり眺めたくなるような形で、ラベルはシンプルでおしゃれだ。2つの瓶をデスクに並べるとそれだけで絵になる。
もう1つ良かった点として、キャップを開けるだけで使えること。すでに持っていたインクの瓶は中蓋も開ける必要があって、開けるときにどうしても手が汚れるのと、勢い余ってインクが飛び散りそうで少し怖かった。PILOT色彩雫はキャップだけなので、書き始めるときのハードルがだいぶ下がった。
これは同じシリーズを集めたくなるなあ。5月に行くお店ではどんな文具があるのか、楽しみだ。
2024/4/29「インクを買った」しずかなインターネットより
4月の上旬にガラスペンとインクのセットを買ってみた。
何度かガラスペンで文章を書いてみて、別のインクが欲しくなっていた。5月に旅行先で有名な文具屋さんに行くつもりだったから、そこまで我慢するつもりだったのだけど、立ち寄った文具屋さんにインクがたくさんあって、お店の方もとても親切で思わず購入した。
購入したのはPILOTの色彩雫から「深海」と「山栗」の2つ。「深海」は帰宅後自分でも早速使ってみた。私の好きなブルーブラックで、書き心地も色味も素敵。
色もいいのだけど、瓶とラベルのデザインも気に入った。瓶は手に取ってじっくり眺めたくなるような形で、ラベルはシンプルでおしゃれだ。2つの瓶をデスクに並べるとそれだけで絵になる。
もう1つ良かった点として、キャップを開けるだけで使えること。すでに持っていたインクの瓶は中蓋も開ける必要があって、開けるときにどうしても手が汚れるのと、勢い余ってインクが飛び散りそうで少し怖かった。PILOT色彩雫はキャップだけなので、書き始めるときのハードルがだいぶ下がった。
これは同じシリーズを集めたくなるなあ。5月に行くお店ではどんな文具があるのか、楽しみだ。
2024/4/29「インクを買った」しずかなインターネットより
『星旅少年』を読んで泣いた
『星旅少年』を読んで泣いた
坂月さかなさんの『星旅少年』というSFファンタジー漫画がある。前から知っていて読みたいと思っていたもので、立ち寄った本屋さんで見つけて3巻まで購入した。
表紙の青色がとてもきれいで、絵も素敵なのだ。
(Loading...)...
昨日はその漫画を一気に読んだ。1巻目はくすっと笑いながら楽しく読んで、2巻目を読み始める前にほうじ茶を淹れた。ほうじ茶を飲みながらゆっくり読んでいたのだけど、どんどん話に引き込まれて2巻目の最後の話で気づいたら泣いていた。そのまま泣きながら3巻目まで一気に読み終わった。
私は本を読みながら時々泣く。泣きながら読むので、一人でないと読めない。なんで泣くのかというのは自分でも理解できているわけではないから言語化しづらい。ある登場人物に対して、共感してというか、その傍らに立ってというのがいいのか、自分の心が入り込んでというのがいいのか、泣く。どうしようもない寂しさとか悲しみとか後悔とか或いは温かさとか、そういうもので泣いている。これまでの自分の経験とどこかで混ざり合っているのかもしれない。
きっとこの本は私の大事な本になる。
2024/4/8「『星旅少年』を読んで泣いた」しずかなインターネットより
坂月さかなさんの『星旅少年』というSFファンタジー漫画がある。前から知っていて読みたいと思っていたもので、立ち寄った本屋さんで見つけて3巻まで購入した。
表紙の青色がとてもきれいで、絵も素敵なのだ。
(Loading...)...
昨日はその漫画を一気に読んだ。1巻目はくすっと笑いながら楽しく読んで、2巻目を読み始める前にほうじ茶を淹れた。ほうじ茶を飲みながらゆっくり読んでいたのだけど、どんどん話に引き込まれて2巻目の最後の話で気づいたら泣いていた。そのまま泣きながら3巻目まで一気に読み終わった。
私は本を読みながら時々泣く。泣きながら読むので、一人でないと読めない。なんで泣くのかというのは自分でも理解できているわけではないから言語化しづらい。ある登場人物に対して、共感してというか、その傍らに立ってというのがいいのか、自分の心が入り込んでというのがいいのか、泣く。どうしようもない寂しさとか悲しみとか後悔とか或いは温かさとか、そういうもので泣いている。これまでの自分の経験とどこかで混ざり合っているのかもしれない。
きっとこの本は私の大事な本になる。
2024/4/8「『星旅少年』を読んで泣いた」しずかなインターネットより
ガラスペンとインク沼
ガラスペンとインク沼
ガラスペンを購入した。
Youtubeで「クリームソーダと手帳のある暮らし」さんの動画を見てから、気になっていた。購入したのはガラスペンとインクがいくつか入ったもの。
YouTube:クリームソーダと手帳のある暮らし
夜、ワクワクしながら箱を開けて、早速書いてみた。インクは「月夜」という群青色のような色。
EdiTのノートに書いてみる。『枕草子』より「春はあけぼの」
カリカリという音がする。力の込め方が難しい。ペン先が折れないかドキドキしながら、書き進める。インクは一度つけると思っていたよりも長く書ける。普段はボールペンで書いているけど、ガラスペンだと一つ一つの文字をゆっくりと丁寧に書ける。墨で文字を書くのもこういう気持ちだったのかしら。
書き終わって眺めてみるとなかなか味のあるページになっていた。ボールペンよりも太くはっきりとした文字。ゆっくりと書いたからか普段よりも丸みを帯びている。
楽しい。そして、他のインクが欲しくなる。いくつか気に入ったインクを買って、使い分けたくなる。「月夜」もいいけれど、もう少し黒の入った青色のインクを試したい。或いはもう少し明るい青色も。そしてそれらのインクの壺を並べるのだ。想像しただけでワクワクする。
私は青色が好きだから。青色のインクを集めてコレクションにしてみたい。
ちなみにガラスペンは使い終わった後のメンテナンスも簡単だ。水を入れたコップにペン先を入れるだけ。きれいになったらティッシュペーパーで拭いて終わり。これなら私でもできそう。万年筆も気になっているけれど、まずはガラスペンで正解だったみたい。あとはつけペンというのも気になっている。
楽しいなあ。良いものを買って満足。
2024/4/7「ガラスペンとインク沼」しずかなインターネットより
ガラスペンを購入した。
Youtubeで「クリームソーダと手帳のある暮らし」さんの動画を見てから、気になっていた。購入したのはガラスペンとインクがいくつか入ったもの。
YouTube:クリームソーダと手帳のある暮らし
夜、ワクワクしながら箱を開けて、早速書いてみた。インクは「月夜」という群青色のような色。
EdiTのノートに書いてみる。『枕草子』より「春はあけぼの」
カリカリという音がする。力の込め方が難しい。ペン先が折れないかドキドキしながら、書き進める。インクは一度つけると思っていたよりも長く書ける。普段はボールペンで書いているけど、ガラスペンだと一つ一つの文字をゆっくりと丁寧に書ける。墨で文字を書くのもこういう気持ちだったのかしら。
書き終わって眺めてみるとなかなか味のあるページになっていた。ボールペンよりも太くはっきりとした文字。ゆっくりと書いたからか普段よりも丸みを帯びている。
楽しい。そして、他のインクが欲しくなる。いくつか気に入ったインクを買って、使い分けたくなる。「月夜」もいいけれど、もう少し黒の入った青色のインクを試したい。或いはもう少し明るい青色も。そしてそれらのインクの壺を並べるのだ。想像しただけでワクワクする。
私は青色が好きだから。青色のインクを集めてコレクションにしてみたい。
ちなみにガラスペンは使い終わった後のメンテナンスも簡単だ。水を入れたコップにペン先を入れるだけ。きれいになったらティッシュペーパーで拭いて終わり。これなら私でもできそう。万年筆も気になっているけれど、まずはガラスペンで正解だったみたい。あとはつけペンというのも気になっている。
楽しいなあ。良いものを買って満足。
2024/4/7「ガラスペンとインク沼」しずかなインターネットより
心が動かされるものたちを使う
心が動かされるものたちを使う
バッグや財布から机に器まで、何か物を買う時は心が動かされたものを買うことにしている。
新しいカバンや財布、器は特にそうだ。惹かれたもの、目に留まって、目を離すことができないもの、心を動かすもの、見ていてワクワクするもの。それが見つかった時に買う。
今日は新しいカバンが見つかった。もう数年もの間、新しいカバンが欲しいと思い続けていた。他のものを買いに行ったついでに、たまたま立ち寄ったお店。いつものように端から一つ一つ見ていく。カバンもあれば財布もある。一つのカバンの前で立ち止まった。そのカバンはほかのどの商品よりも際立って見えて、私にとっては別格だった。手に取って、色を見て、中を見せてもらって、少し考えて買うことにした。いや、考えはしたけれど、そのかばんを見た時から買うのであればこれだと確信していた。色も形も質感も手触りもどれも素晴らしくて、大きさも求めていたサイズで気になるところもない。今から使うのが楽しみで仕方ない。
他の人が日常で使うものにどれくらいこだわりを持って吟味しているかはよく分からないけれど、自分は結構こだわりが強い方ではないかと思う。
色や手触り、質感といったものを大事にしている。使うものは気に入ったものばかりで、緊急でない限り妥協をして買うということはしない。違和感を感じるものは買わないことで、一つ一つのものを長く使えるから。
気に入ったカバンを見つけて今日は幸せだ。その気持ちをここに残しておく。
2024/3/30「心が動かされるものたちを使う」しずかなインターネットより
バッグや財布から机に器まで、何か物を買う時は心が動かされたものを買うことにしている。
新しいカバンや財布、器は特にそうだ。惹かれたもの、目に留まって、目を離すことができないもの、心を動かすもの、見ていてワクワクするもの。それが見つかった時に買う。
今日は新しいカバンが見つかった。もう数年もの間、新しいカバンが欲しいと思い続けていた。他のものを買いに行ったついでに、たまたま立ち寄ったお店。いつものように端から一つ一つ見ていく。カバンもあれば財布もある。一つのカバンの前で立ち止まった。そのカバンはほかのどの商品よりも際立って見えて、私にとっては別格だった。手に取って、色を見て、中を見せてもらって、少し考えて買うことにした。いや、考えはしたけれど、そのかばんを見た時から買うのであればこれだと確信していた。色も形も質感も手触りもどれも素晴らしくて、大きさも求めていたサイズで気になるところもない。今から使うのが楽しみで仕方ない。
他の人が日常で使うものにどれくらいこだわりを持って吟味しているかはよく分からないけれど、自分は結構こだわりが強い方ではないかと思う。
色や手触り、質感といったものを大事にしている。使うものは気に入ったものばかりで、緊急でない限り妥協をして買うということはしない。違和感を感じるものは買わないことで、一つ一つのものを長く使えるから。
気に入ったカバンを見つけて今日は幸せだ。その気持ちをここに残しておく。
2024/3/30「心が動かされるものたちを使う」しずかなインターネットより
こんな日もある
こんな日もある
お昼ご飯に雑炊を作って食べようと思い立った。
思い立つぐらいだから雑炊は結構好きだ。
野菜を切って、鍋に火をかけて、卵を溶いて、最後に冷凍のご飯を入れようというところで躓いた。ご飯がない。
冷凍ご飯を切らしていたのをすっかり忘れていた。作り始める前に確認すればよいのに、あると思っているからそんな確認はしない。
雑炊を作るのにご飯がなければ汁物になってしまう。さすがにお腹がすくので、お米を研いでご飯を炊き始める。
冷凍ご飯を切らしているのを忘れて最後に気づくというのはこれが初めてではない。何度もやっているから慣れたものだ。ないなら炊くしかない。あるべきものがないことに気がついて1分後、今回も冷静にお米を研ぎ始めた。
こんな日もある。
2024/3/9「こんな日もある」しずかなインターネットより
お昼ご飯に雑炊を作って食べようと思い立った。
思い立つぐらいだから雑炊は結構好きだ。
野菜を切って、鍋に火をかけて、卵を溶いて、最後に冷凍のご飯を入れようというところで躓いた。ご飯がない。
冷凍ご飯を切らしていたのをすっかり忘れていた。作り始める前に確認すればよいのに、あると思っているからそんな確認はしない。
雑炊を作るのにご飯がなければ汁物になってしまう。さすがにお腹がすくので、お米を研いでご飯を炊き始める。
冷凍ご飯を切らしているのを忘れて最後に気づくというのはこれが初めてではない。何度もやっているから慣れたものだ。ないなら炊くしかない。あるべきものがないことに気がついて1分後、今回も冷静にお米を研ぎ始めた。
こんな日もある。
2024/3/9「こんな日もある」しずかなインターネットより
味玉とキャロットラペと金柑と
味玉とキャロットラペと金柑と
常備菜を作ったのでその記録を残しておく。
味玉はゆで卵を作る前に卵に穴をあける道具を最近ようやく買ったから試しに作ってみた。大好きなので、味玉を作ると朝起きるのが楽しみになる。
ちなみに買った道具を使うとゆで卵をむくのが下手な私でも、ほとんど卵を傷つけずにむくことができた。まったく道具というのは素晴らしい。なんで今まで買わなかったんだろうと思うほどだ。
キャロットラペは最近の定番で、簡単に作れておしゃれで美味しくてお気に入り。
金柑シロップはこの前食べてとても美味しかったから、自分でも作ってみたもの。
金柑を半分に切って種を取り除いて、更に小さく切ってはちみつと和えたら出来上がり。これも簡単。作った後も金柑の良い香りが部屋の中を漂っている。
常備菜作りの良いところは、作ることに集中できることだ。
穏やかな音楽をBGMに、一つ一つ丁寧に作っていく。
普段のご飯を作るときとは違って、時間を気にせずにのんびりと作れるし、翌日以降の自分の助けにもなって、満足感も得られる。
この嬉しい気持ちをここに残しておく。
2024/2/25「常備菜作り」しずかなインターネットより
移行にあたって改題
常備菜を作ったのでその記録を残しておく。
・味玉
・キャロットラペ
・金柑シロップ
味玉はゆで卵を作る前に卵に穴をあける道具を最近ようやく買ったから試しに作ってみた。大好きなので、味玉を作ると朝起きるのが楽しみになる。
ちなみに買った道具を使うとゆで卵をむくのが下手な私でも、ほとんど卵を傷つけずにむくことができた。まったく道具というのは素晴らしい。なんで今まで買わなかったんだろうと思うほどだ。
キャロットラペは最近の定番で、簡単に作れておしゃれで美味しくてお気に入り。
金柑シロップはこの前食べてとても美味しかったから、自分でも作ってみたもの。
金柑を半分に切って種を取り除いて、更に小さく切ってはちみつと和えたら出来上がり。これも簡単。作った後も金柑の良い香りが部屋の中を漂っている。
常備菜作りの良いところは、作ることに集中できることだ。
穏やかな音楽をBGMに、一つ一つ丁寧に作っていく。
普段のご飯を作るときとは違って、時間を気にせずにのんびりと作れるし、翌日以降の自分の助けにもなって、満足感も得られる。
この嬉しい気持ちをここに残しておく。
2024/2/25「常備菜作り」しずかなインターネットより
移行にあたって改題
フリースペース:

少し前の天気の良い日。ある街に本を買いに出かけた。
その街には比較的大きな書店といくつかの小さな本屋がある。その日の目的地は大きな書店と一つの小さな本屋さんだった。
久しぶりに入った書店は、何だろう、少し雰囲気が変わっていた。前に訪れた時も面白い本がたくさんあるなと思ったけれど、今回は前よりも更に面白かった。いつか読みたいと思っていた本を見つけたり、もっと大きな書店に行かないとないかなと思っていた本が棚に並んでいたり。棚を歩いていて、エネルギーをもらえるような、そんな場所に感じた。
そう言えばそこで働いている人が、何かのラジオにゲストとして出演しているのを、少し前に聴いたんだった。こんなに面白い経験をしている人がそこで働いているんだと驚いたのを思い出した。
この後別の本屋さんに行くというのに、大きな本も含めて数冊の本を買った。
本は見つけた時に買うのが鉄則だからね。
続いて、その書店から少し歩いたところにある小さな個人経営の本屋に立ち寄る。
うっかり見落としそうなくらい小さな入り口から静かに中に入る。
その日は、主の方は大変忙しそうだったけれど、出直すにも少々距離があるのでそのまま見て回る。その地域を毎日のように回っているのであろう宅配の方と、集荷の話をしていたのが興味深かった。
「○○と△△あたりをまわるので、その後○時頃にまた来ますね」と言った感じで、その地域でお店を営んでいる人と、その物流を支えている会社の人との、人と人とのつながりを知った。
ここでもピンときた本があって、数冊の本を購入した。
帰り際、店主の方に「気を付けて帰ってね」と声を掛けられた。何気ない声掛けだけれど、なんだか嬉しかった。
重くなったマイバッグを肩に下げて、ゆっくりゆっくりと帰宅。今度からリュックを背負って来てもいいかもしれない。
重かった心が少しだけ明るくなった、そんな日だった。